サマーウォーズ感想<ネタバレ在り>

昨日の17日に念願のサマーウォーズを見に行きました。
ぶっちゃけすっごくおもしろかったです。
家族の絆というか、つながりというか、そんなようなものを感じました。
あのおばあちゃんの一言一言が、陣内家を支えているんだと思いました。



でも、結構突っ込みどころ満載でした。
以下完全なネタバレ感想なので未見の人は見ない方がいいかも?

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まず序盤のケンジとその友達(名前忘れた)がOZの末端の末端の末端のシステム管理を学校の物理部の部室(?)でやっているシーン。
パソコンのOSがwindows7ぽかった。
そこかよ!!という怒鳴り声が聞こえそうですがスルーします。
僕はこういう人なんですw

そして中盤。OZのシステムを管理する2056桁のパスワードをケンジが一晩で解いた翌日のこと。OZのシステムが大変なことになって交通などのものに影響がでて、死者も出るかもしれないと考えたおばあちゃんのやったことには感動しました。説明長くてごめん
あの一言一言が陣内家を支えているんでしょうねぇ。
っていうかどんだけ親戚多いの。

OZのシステムに入って混乱を起こしていたのは陣内家の侘助がかつて開発したAIだった。
侘助さんすげぇ。
「だから、おれが原因じゃなくて、AIがやったことなのぉ!!!!!」
という言い訳(?)には一応賛同した。「まぁ確かにそうですね。」と。
でもAIに「モノを知る欲」を与えたって言ってるけど、それってプログラムでどう書くの!?とか思ってた僕は末端の末端の末端のOZのシステム管理もどうせできませんorz

っていうかAIの名前が「ラブマシーン」ってどうなの。
もっとマシな名前はなかったのか細田監督。

っていうか名前が「ラブマシーン」なワリにはものすごく筋肉ムキムキなアバターでしたけど?(笑)

そして終盤の手前、ケンジやカズマたちがAIラブマシーンに勝つ必勝法を考えていたときのこと。
場所は畑でなくてもよかったのでは。
(なんかつまんない突っ込みだな…)

電気店を営む太助さんが陣内家に持ってきたあの巨大なコンピュータ。
もはや「スゲぇ」としか言いようがない。
誰が買うんだよアレ…
あ、でも学校用とか法人用とか言ってたなぁ…

あと、そのコンピューターの熱を抑えるためにせっかく氷をたくさん用意したのにそれを、
しかも全部動かした翔太さんはバカというよりもアホだ。
序盤はいいキャラしてると思ってたけど。
カズマが怒る気持ちもわかるよ…

キングカズマが格好よかった。
あのAIラブマシーンに突っ込んでいく姿はウォーグレイモンとメタルガルルモンを思わせたね。

あと親戚の中に高山みなみさんが声やってる人がいてびっくりした。
(【08/21追記】高山みなみさんじゃなくてときかけの仲里依紗さんでしたorz)

終盤、約4億ものアバターを占拠(?)したラブマシーンがナツキとこいこいで勝負するシーンは緊迫した。面白い。特に背景画が。

「ぼくのアバターつかってください」と名乗り出たドイツ人の男の子はスゴイ。よく頑張った。僕らのウォーゲームではデジモンの戦いをみている人たちのメールが希望の光になってオメガモンが誕生しましたが、サマーウォーズでのこの描写は絶対にウォーゲームをオマージュしてますよ。

AIラブマシーンにこいこいで勝ったはいいものの、
人工衛星の「あらわし」を陣内家の家にぶつけようとするっていうシーンは
やっぱりぼくらのウォーゲームとおんなじイメージを持ってしまう。
ごめんなさい。


その後のケンジの行動力はすごいと思う。数学能力も。
最後は2056桁のパスワードを暗算で解くなんて。
そりゃぁ鼻血もでますよ。
人間限界を超えるとああいうふうになるのか。
瞳孔も開いてたし、結構いい描写だったと思う。



面白かった。



あと主題歌の「僕らの夏の夢」がよかった。さすが山下達郎さん。
CD絶対買うわ。



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以上、「楓疾のサマーウォーズ突っ込み放題!」でした。(笑)



全体的な感想

いい映画だったと思う。
全体的に突っ込みどころは多かったですが、そこがまたいい味を出していました。
さすが細田監督。
でも、最後ちょっと物足りなかったかなぁ。
やっぱりケンジがこの陣内家に来てどう変わっていったのかっていうのが
最後のスタッフロールが流れたあとでもいいからいれてほしかった。
たとえば、
AIラブマシーンとの対決が終わってから、八月一日は、ケンジは陣内家に行くことになっていて、毎年毎年、陣内家の大家族と晩餐をかわし、内気な性格が治っている
みたいな。

結構僕らのウォーゲームと似たようなところはあったけど、
サマーウォーズにはサマーウォーズの良さがあり、
ウォーゲームにはウォーゲームの良さがある。
なので、「サマーウォーズは駄作だ」とかいうことはないと思う。




それにしても、すごくいい映画だったことには変わらない。
もう一回見たいなぁ。